梶井基次郎「城のある町にて」碑

月見櫓跡の真ん中ほどにあるこの碑は、若くして病没した大正の才能、作家の梶井基次郎の代表作「城のある町にて」の一節を碑に刻んだものである。この作品は基次郎が病気療養のため姉夫婦宅に滞在した町、松阪をモデルに執筆したもので、その瑞々しい作風はこの場所からの景色をイメージさせる。
松阪城への散歩を日課とした基次郎もこの場所から町並みを眺めていたのだろう。

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