鈴   屋 
(すずのや)

日本の誇る国学者、本居宣長が生活していた建物で、元は魚町にあったものを松阪城跡内に移築した。明治26年に起こった大火事で運良く免れたこの偉人の住居は市民活動により募った寄付金にて万全の保存をするために明治42年城跡内に移されたのである。
鈴屋というのは正式には本居宣長が研究活動をしていた2階の書斎(53歳の時に改造)のことを指す。研究で疲れた本居宣長は室内にぶら下げてある鈴を鳴らし、鈴の音で頭を休めたことから「すずのや」と呼ばれるようになった。 ちなみに宣長の着物は宣長オリジナルデザインで「鈴屋衣(すずのやごろも)」と呼ばれている。
現在は2階書斎へは昇ることはできないが、外から観ることができるように段踊り場が造られている。 国の特別史蹟に指定されている。

外から無料公開
内部は入場券必要(本居宣長記念館と共通で大人300円子供100円)

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